こんにちは。

”コーヒーはブラック” 

のこだわりを持つ武田です。

あなたは何かこだわりを持っていますか?
なんにでも言えることですが、物事には両面が必ずあって
こだわりを持つことにも良い面と悪い面があります。

こだわりを持って一つの事を追い求め、
世紀の発明や発見を成し遂げてきた偉人の話は数え切れません。

それに反して、一つのことにこだわりすぎた為に
成功を逃してしまうケースや破滅の道を歩む場合もあります。

こだわりを持って成功を収めた例については、
歴史書や伝記書に譲ることにし、今日はこだわりすぎると
陥る罠について記事にしたいと思います。

 

誰もが知っている発明王トーマス・エジソン。
彼は蓄音機を初め、白熱電球やトースターなど数々の電気製品を
世に送り出しています。

彼はエジソン・ゼネラル・エレクトロニック会社(現在のGE)を
設立し、電気を街中に届ける為、発電・送電事業にも着手します。

エジソンは直流送電を中心にしたシステムを提案していました。
現代では効率が良く、経済的で出力の大きい交流送電が主流ですが、
当時交流送電はコントロールが難しく、危険であるとの認識から
送電システム開発は直流送電が当たり前だったのです。

そんな時、ヨーロッパから一人の発明家がエジソンの会社に入社します。
ニコラ・テスラという名のこの若者は、自身が発明した画期的な交流送電の
実用案をボスであるエジソンに提案します。

その提案の理論は素晴らしいものでしたが、直流送電に強くこだわる
エジソンにはテスラの理論は受け入れられません。
やがて両者は対立し、テスラはエジソンの会社を去ることになります。

その後テスラは独立し、投資家を募り交流送電を実用化させ、
”直流推し”のエジソンと対立し、”電流戦争”と呼ばれる紛争に突入します。

エジソンは、交流の危険性を世に知らしめるために犬などの動物を
交流電流で感電死させたり、交流電流の死刑用電気椅子を発案したりと
ネガティブキャンペーンを行ったといいます。

結局、電流戦争はテスラ側の交流送電が勝利。
テスラは巨万の富を手に入れます。

一方エジソンは、他の役員によって代表を解任され、
自身の設立した会社を追放されることになりました。

 

この電流戦争から学べることは、強いこだわりを持ちすぎると
盲目的になって守りに入ってしまうということです。

テスラがエジソンの会社に在籍中に発明した交流送電の功績は
自身の会社の社員の功績なので、必然的に会社の功績なのですが
生粋の研究者でもあるエジソンからしてみたら、自分のこだわりである
直流送電を否定するに等しい交流送電を認めることを
彼は許せなかったのでしょう。

交流を否定する余り、残虐的なネガティブキャンペーンに
走ってしまうあたり、盲目的になってしまっていたはずです。

こだわりすぎるあまり”意固地”になってしまい自分の考えを
修正できなかったのです。

「絶えず変化を求める気持ちと不満こそが、
進歩するために最初に必要となるものである。」

という言葉を残した人とはとても思えませんが、
それもこれも彼が直流という概念にこだわりすぎたからでしょう。

こだわりすぎるとこういう罠に陥るということもまた
偉人によって学ぶ機会があります。

最後にエジソン自身のステキな名言で締めてみたいと思います。

私は決して失望などしない。

どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。
トーマス・エジソン

 

 

P.S

それにしても、自分が設立した会社をクビになるって・・
アップルにおけるスティーブ・ジョブズもそうでしたが、
歴史に名を残す偉人には負の歴史という以外な共通点を持っていますね。