こんにちは武田です。

先日、アメリカンスナイパーという映画を見ました。
イラク戦争における伝説の米軍狙撃手の伝記映画です。

この映画、2014年にクリント・イーストウッド監督によって撮影され
全米で公開されました。その年の北米興行収入NO.1の大ヒットとなり
日本円にして300億円以上の収入を記録しました。

 

世界最強と言われる米海軍ネイビーシールズ所属のクリス・カイルは
イラク戦争において次々と敵の戦闘員を射殺し、(4度に渡る派遣で
延べ160人を殺害したと言われる)伝説の狙撃手と
呼ばれるようになった。

その目覚ましい戦果により、敵イラク武装勢力からも
”ラマーディーの悪魔”という異名で恐れられ、懸賞金をかけられる
までに。

イラク戦争における主要な激戦の中で衝撃的な経験をする中で
次第に自身の心も蝕まれていき、徐々にPTSDに悩まされる。

イラクでの任務を終え除隊後は、徐々に心の状態は回復していき、
PTSDに苦しむ帰還兵や退役兵たちの社会復帰に向けた支援活動に
精力を出していた。

ある日、PTSDを患う一人の退役軍人と射撃訓練(クリスが行ったセラピー)中
突然この退役軍人に発砲され死亡する。

そしてエンドロールで、彼の亡骸が搬送されるルートに
星条旗を掲げ彼の死を悼む多くの民衆が映し出されるシーンで
幕を閉じる。

 

今更ながらの感が有りましたが、以前から気になっていた
この映画を見て正直満足です。

戦場の惨劇をリアルに再現した圧巻の戦闘シーンもさることながら、
戦場で傷つき、戦地を離れてもなおPTSDなどのストレス障害に苦しむ
兵士とその家族の苦悩が描かれております。

私体はこうした戦争映画で ”プチ戦争疑似体験” をするとつい
「戦争がないだけ私たちは幸せだ」と安易に考えがちですが、
この国の年間の自殺者は3万人以上とも言われており、
イラク戦争の米軍死傷者(4,542名)より遥かに多いのです。

私達が銃弾や砲撃によって死ぬことはまずありませんが、
パワハラや貧困などのストレスによって自殺に追い込まれる事例は
少なからず横行しています。人が命を落とすという面において
私達が生きているこの社会は戦場より残酷なのかもしれません。

そういう社会で生きていかなければならない私達ですから、
PTSDまではいかなくとも、ストレスによる精神疾患などを
患わうことがないよう生きていかなくてはなりませんね。

 

普通のエンタメ映画とは違って、ほぼノンフィクションの
真面目な映画です。楽しい映画を観たい方にはお勧めしません。

予測不能なことが起きる戦場で生死の間を経験する兵士が
戦争によって心身にダメージを負って、戦地を離れてもなお
苦しむ姿がありのまま表現されています。

子供が撃たれたり、残虐なシーンも一部あります。
実際の戦場はもっと酷いものなんだろうと想像させられます。

そして、自分の生き方を見つめ直させる作品であると思います。
あなたもぜひよかったら御覧ください。