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自分がサラリーマンをやっていた頃の奴隷生活を
最近不意に思い出すことがあります。

「責任者なのだから(やるのが当たりまえ)」という
理不尽な大義名分のもと、様々な厄介事は
各支店の責任者に押し付けられていました。

私がいた支店の場合、
土日も年末年始も昼夜関係なくクレームの電話応対や
機械の修理受付の電話が私の携帯電話にかかってきます。

電話受付を専門にする部署(外注)があるのですが、
所詮なんの指導も受けていない単なるコール受付センターなので
そこでワンクッション入れられた後に、そのコールセンターから
各支店責任者の携帯に伝言ゲームの要領で連絡が入ります。

マイナーな会社でしたが、一応日本全国に展開していた企業だったので
『24時間修理受付』を大々的にうたっていました。

「修理する人なんてウチの支店にはいないのに。」

さすがにコールセンターの方も、夜間に伝言を回してくることは
少なかったのですが、正月だろうがお盆だろうが休日なんて関係なく
電話はかかってきいます。そして、修理する人が居ないので、
必然的に私自身が客先へ修理に赴くことになります。

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支店の責任者と言っても、自身で営業もするプレイングマネージャー
でしたので、日常の業務に加えて修理業務もこなすとなると
支店や個人の営業成績も自ずと下がっていきます。

毎回、会議(という名の成績報告会)の席では
成績不信を理由に出席した責任者達は
社長を始めとする取締役連中にこれでもかと叱責されます。

私ももれなくそのうちの一人だったのですが、ある時
修理の人員がいないことでの営業成績への支障を
会議の席上で役員連中に私は思い切って訴えました。

「サービスマン(修理人員)の増員を許可してください。
修理業務がなくなり営業に専念できれば業績を上げることは
十分可能です。」

十分論拠があり、まっとうな先行投資だという認識が
私には有りました。


役員連中の答えはこうでした。

「増員はいかん!増員するのは業績を上げてからだ。」

(´Д`;;)・・・ぇ  あんたそれ言っちゃぁおしまいでしょw

 

活動のエネルギーが好循環になっておらず、
負の連鎖と化している日常業務の仕組みを
変えるには、仕組みの中の起点をまず変えなくてはなりません。

この場合、

サービスマン(修理人員)の不在

修理業務が営業活動を阻害

業績悪化

という悪循環なのは一目瞭然ですので、

サービスマン(修理人員)の確保(増員)

営業活動の充実(弊害となっていた修理業務を排除)

業績向上

としなければなりません。

ここでの「サービスマン(修理人員)の確保(増員)」は
まっとうな先行投資になるわけで、ここを修正しなくては
悪循環を好循環へ転換することはできません。

そんなこと、ビジネスについてなにも学んでいなかった当時の私でも
理解できることなのに、所詮ブラック・(なんちゃって)大企業の
取締役連中には理解してもらえないようでした。

 

なにかの悪循環を変えるきっかけの一つに、
「先行投資」というものが有ります。

先行投資という名の散財というものもあるので
先行投資も「まっとうな先行投資」であるかの見極めは必要ですが
先行投資する考え方はビジネスには絶対的に必要です。

私がいた会社の取締役のじいさん達の様に目先のお金の入出ばかり囚われて
先行投資の概念を持ち合わせない人はビジネスマンとしては失格です。
そういう会社やビジネス組織は今後益々淘汰されていくことは間違いありません。

まっとうな先行投資をwebビジネスに当てはめるなら、教材費だったり、
セミナー参加費だったりサーバー・ドメイン、メール配信スタンド費だったりします。

必要な物、効率化・仕組み化を確立出来るものには惜しまずまっとうな先行投資を
心がけたいものです。