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今年も残すところ3日とちょっとになりました。
年内の仕事を終わらせ、新しい年を迎える準備を
されている方も多いのではないでしょうか?

私も部屋の整理整頓も兼ねて、昨日大掃除をしました。
環境が作業効率にもたらす影響は大きいですので、
身の回りは清潔に保ちたいものですね。

大掃除の際、ダンボールにしまわれていた大量の書籍が
見つかりました。

サラリーマン時代に、
「自己成長の為、たくさんの書籍を読んでより多くの知識をとりこもう」
というなにかの自己啓発本に書いてあった内容に触発されて
ブックオフで購入~。~ひと通り読み終わった本をダンボールの中にしまい
再び開けられることなく放置されていたものです。

ダンボールの中の放置された本たちを見てみると、
マーケティングやコーチングの本など、
今の私が学びたいことに関する本が沢山有りました。

読んだことがある(はずの)本を手に取り、パラパラっと読んでみると、
「おぉ これはすごい!」と新鮮な情報がそこには記されています。

「ん?この本って前にも読んだはずだよな?
本の中身・・・・全然覚えていないぞ (汗)
人は、記憶した7割以上の内容を翌日には忘れていると言うけど、

たった数年で、これほどまでに完全に忘れてしまうものなのか・・・」

私が本の内容を全く記憶していなかったのは、本当に”単純に忘れたから
だけなのでしょうか?

その答えは、私が本を読む動機づけを当時に振り返ってみれば
よく理解出来ます。

当時は、自分の部下の成績を上げるためにコーチングや自己啓発、
営業ノウハウについて勉強する意欲が旺盛だったのだと思います。
それらに関わる書籍が特に多く目立ちます。

しかし、残念ながら自分の部下の成績を上げるためにコーチングや
自己啓発やノウハウを学ぶことは本当に私が望んでいたことではなく、
他人に影響された動機づけだったのです。

つまり、
部下の業績を向上させる (だから) 本を読んで勉強する
(自律性の低い外発的動機づけ)
は私自身が納得した動機ではなく、間接的であっても
だれか他の人によってもたらされた動機づけだったというわけです。

当時の私が仮に、

自分が成長しながら周り(部下)を巻き込んでいきたい (だから) 
本を読んで勉強する 
(内発的動機づけ)

という動機づけでこの本に記された情報をインプットしていれば、
今でも私の頭の中で知識として残っていたかもしれません。

内発的動機づけ
内発的動機づけとは好奇心や関心によってもたらされる
動機づけであり、賞罰に依存しない行動である。
これは特に子供は知的好奇心が極めて高いために
幼児期 によく見られる動機づけである。

たとえばある子供がTVゲームに熱中しているとき、
その子供は賞罰による動機付けによってではなく、
ただ単にゲームが楽し いからという内発的な動機により
それに熱中するのである。

くわえて知的好奇心だけでなく、自分で課題を設定して
それを達成しようとするような状況において は
自分が中心となって自発的に思考し、問題を解決するという
自律性、また解決によってもたらされる有能感が得られ、
動機づけとなり得る。

一般的に内発的動 機づけに基づいた行動、例えば学習は
極めて効率的な学習を行い、しかも継続的に行うことができる。
これを育てるためには挑戦的、選択的な状況を想定して
問題解決をさせることが内発的動機づけを発展させるものと
考えられる。

内発的動機には感性動機、好奇動機、操作動機、認知動機などがある。

外発的動機づけ
外発的動機づけとは義務、賞罰、強制などによってもたらされる
動機づけである。内発的な動機づけに基づいた行動は
行動そのものが目的であるが、外発的動機 づけに基づいた行動は
何らかの目的を達成するためのものである。

たとえばテストで高得点を取るためにする勉強や、
昇給を目指して仕事を頑張る場合などがそ れにあたる。

強制された外発的動機づけが最も自発性が低い
典型的な外発的動機づけであるが、自己の価値観や
人生目標と一致している場合は自律性が高まった
外発的動機づけと考えられる。

外発的動機づけは内発的動機づけと両立しうるものであり、
また自律性の高い外発的動機づけは内発的動機づけと
ほぼ同様の行動 が見られる。

ウィキペディア『動機づけ』より引用

この動機づけの差が実際の読書という行動の結果にも違いをもたらします。
サラリーマン時代の私は、自律性の低い外発的動機づけによって
つまり、自分の本当の望みとは関係なく読書をしていました
が、
それは本来の読書というものには程遠いものでありました。

それは、”活字を目で追うという作業をただ繰り返していた”だけで
自分の中に「腑に落とす」、理解するということをしていなかったからです。

自律性の低い外発的動機づけによって生じた私の読書をするという行為は
部下の業績を向上させることが本来の目的であったはずなのに
いつしか、本を読むことそのものが目的になってしまいました。

本を読むことが目的になってしまった私の読書という行動は
やがて本のページを最初から最後のページまでめくり
ただ活字を目で追うだけの不毛な作業に変わってしまいました。

目で本に書いてある活字を追っているだけでは、書いてある内容を
自分の知識として記憶するどころか、内容を理解することすら出来ません。

当時の私の読書は、読書をしているつもりが不明確な目的のために
単に時間を無駄に浪費しているだけの行為だったのです。

このことは、自律性の低い外発的動機づけによってもたらされた目的が、
深層心理で自分が望むことでは無い為に目的がブレやすくなることを
証明するものだと思います。

マインドがしっかりしている人は、外発的動機づけがきっかけで生じた
目的でも内発的動機に結びつけることが出来る、もしくは
自律性の低い外発的動機づけによって生じた目的を
無視することが出来ます。

しかし、当時の私のようにマインドがガタガタの人間は
活字を目で追うだけの意味のない読書をするように
本来の目的が何なのかを見失ってしまうのです。

 

さて、現在の私の読書における現在の目的はどのように変わったかと言うと、

自分が成長しながら周り(読者)を巻き込んでいきたい (だから) 
本を読んで勉強する 
(内発的動機づけ)

にしっかりと変化しています。お陰で書籍で得る内容は自分の中で
「腑に落とす」ことが出来るようになり、成長の実感も感じられています。

内発的動機づけによるしっかりとした目的に伴う行動が、
あなたを成長へと導いてくれます。

もうすぐ新しい年を迎えます。
新年に新たな目標を設定したり、何かにチャレンジする人も
多いと思います。

あなたがなにか新しいことにに挑戦しようとしたり、
目標を設定する際には、内発的動機づけによるモノなのかどうかを
十分見極めてみてください。