こんにちは武田です。

今朝、TVをつけてニュース番組を観ていたら
ちょっとびっくりな映像が流れていました。

タクシー乗客が「道が違う」と大暴れ 防護板壊す

タクシーの車内で暴れる男の一部始終を
ドライブレコーダーが捉えていました。

 タクシーの車内で怒鳴り、運転席を激しく蹴る男。
男は6日夜、札幌市すすきのからタクシーに乗り込み、
目的地までの行き方が違うと車内で暴れ出しました。
その後、男は990円の料金を払わずタクシーを降り、
車に向かってスマートフォンを投げ付けてそのまま逃走しました。

被害に遭った運転手:
「びっくりです。暴れてどうにもならない。とにかく蹴るんです」

タクシー会社によりますと、防護板などが壊されて被害額は
約14万円に上るということです。
会社は8日にも警察に被害届を出すとしています。(テレ朝news)

男が今後どういう社会的制裁を受けるのか判りかねますが
いくら酔っていたと言っても許される行為ではないですね。

運転手さんが行き先である7丁目と5丁目を間違えただけらしく
実際には全然大したことありません。

ところがこの男は堰を切ったように怒りだします。
なにかのスイッチが突然入ったかのように。

一番気の毒なのは、言うまでもなく運転手さんなのですが、
もしかしたら、この男もある意味現代社会のひずみに毒された
被害者なのかもしれません。
(無論、この男の行為を擁護するつもりはありませんよ。)

この動画には写っていませんでしたが、別の動画では
どう見ても病んでいるとしか思えない豹変の様子が
カメラに捉えられていました。

タクシーに乗り込んだ後、しばらくはスマホをいじっていたのですが、
自分の目的地へのルートではないと突然言い出します。
(タクシー会社によればルートは正しかったらしいです)
その後、突然発狂して運転席に雨のようにキックをあびせます。

まさに”気がふれた状態”です。

この男に一体何があったというのだ!?

察するにこの男もどこかで、程度は小さく、そこに暴力はなくても
同じようなハラスメントを誰かに受けてていたのではないかと思います。

ちょこちょこ、少しずつ、ほんの少しずつでも
そのハラスメントが生み出すストレスに心の平穏は侵され、
運転手さんが目的地の番地を間違えるというほんの些細な出来事が
トリガーとなって狂乱状態になった・・

と勝手に推測しています。というか真面目にそう思います。

自分より強い権力に虐げられ続けて生じたストレスを
客である自分より弱者である(と思っている)運転手さんに
酒の力でブーストさせて一気に爆発させた と言ったところでしょうか。

今回の運転手さんはこのドライブレコーダーの映像によって
加害者に制裁を与えることができたので、この事件に起因する
ストレスに縛られることはないかもしれません。

しかし、もしもこの事件が公にならず、
運転手さんが泣き寝入りさせされる羽目になったら
この運転手さんには多大なストレスがかかることになります。

そのストレスの爆発が、彼の奥さんや子供に向けられるような
ことになったりしたら、タクシー客の男の抱えるストレスが
運転手さんから、その家族へ連鎖してく状態が生まれてしまいます。

実際、私達の身の回りで、このような事件が多発している現状を考えると
私達が生きるこの社会にはストレスの連鎖が蔓延していると感じます。

強者が弱者にストレスを与え、弱者がまた別の弱者に与える。
そうしてストレスの連鎖によって社会が汚染されています。

では、このストレスを生み出す源泉はなんなのか?

圧倒的に多いのが我々サラリーマンの日常でしょう。
ストレスを生産し、街中に撒き散らしているのが
日本で一番多い存在のサラリーマンという生物です。

会社から押さえつけられ、客先でいびられ、長時間拘束され
満足な報酬も与えられない。溜まったストレスは街の居酒屋で
愚痴という生産性ゼロの毒ガスに変換して撒き散らし大気を汚染する。

そんな日常的にストレスと毒ガスまみれなサラリーマンの
活動パターンの中で起きる突発的なきっかけが、
今回のタクシー客のような狂気の愚行を
直接的、間接的に引き起こすに違いありません。

一番怖いのは、あなたも何かの拍子で図らずも
このタクシー客のような暴走行為を犯してしまうかもしれない
ということです。(理性がどこかに行ってしまった場合)

あるいは、動画の運転手さんと同じように、
なんの罪もないのに暴走サラリーマンに襲われてしまうことも
あり得るということです。

運転手さんだってタクシー会社に雇われている以上、
サラリーマンです。
つまり、私達サラリーマンは、加害者にも被害者にも
なり得るということなのです。

サラリーマンを急にやめるわけにはいきません。
なので私たちは、ストレスに対する耐久性を上げることと、
地球に優しいストレスの発散方法を学ぶべきです。

そして、最低限の自己防衛を
常に考えておく必要が有るのではないでしょうか。

 

PS.

最近、どうでも良いことで”すぐキレる”人が
さらに激増しているような気がします。

タイガー・ジェット・シンが現れた!でのおっさんのように
私達が思う以上に潜在的に心を病んでしまっている人って
多いのだと思います。

診療内科やカウンセリンクを受信している人って
日本では若干変な目で見られがちですが、
心の調子やバランスが悪くなっていることを
しっかり自覚できているってことなので
むしろ良い傾向なのだと思います。